・以前よりは歯がグラグラしてかめない
・歯が抜けないように気をつけながら、いつも食事をしている
・外食をするときに、他の人と同じものを食べられないのは辛い
歯周病で歯を支える骨が溶けてしまうと歯がグラグラしてしまい、硬いものを噛んでも力が逃げてしまうために思うように噛めません。
私は歯周病の方にインプラントを行い、今まで食べることが出来なかったようなものを食べることができるという治療を数多く行っています。
そこで、この記事では歯周病でお困りの方に、インプラント治療と言うのは、歯周病に対して問題がないのかについて解説します。
この記事を読めば、歯周病とインプラントに対する知識を手に入れることができます。
もし歯周病でお困りの方は、得る物があると思いますので、最後までお読みください。
歯周病とは、骨が溶けてしまう病気です
自分が歯周病かどうかわからないまま、歯がグラグラして初めて歯周病と気づく方が多いです。
歯周病は痛みが出ずにそのまま進行して、ある時噛むと痛みが出て、その時に歯がグラグラすることで、初めて知ることができます。
そのときには歯周病はかなり進行してしまい、場合によっては歯を抜かないとならない状態になっていることもあります。
まず、歯周病の原因ですが、歯周病菌と歯に強い力がかかることによって起こります。
歯周病菌が歯肉や骨に炎症を起こし、少しずつ骨を溶かしながら進行します。
そしてそこに力が関わると歯が動いてしまい、歯の動きが大きくなってしまいます。これにより徐々に歯周病が進行して歯のぐらつきが大きくなり、最終的には歯が抜けてしまうのです。
これは1本だけの話ではなく、数本の歯が同時にぐらつくこともあります。
つまり、歯周病と言うのは、細菌と力がたくさんの歯に同時にかかってしまうために引き起こされるのです。
歯周病で、歯が抜けたところの治療について
歯周病で歯が抜けたら代わりの歯を入れないと食事ができません。
歯を入れる方法はブリッジと入れ歯、インプラントの3種類があります。
ところがブリッジと入れ歯と言うのは、自分の歯に銀歯を被せたり、入れ歯の金具をかけるため、歯周病で歯がぐらぐらしている場合は、ブリッジを入れてもグラグラは止まらずに、いずれ抜けてしまいます。
また入れ歯のバネがかかっている歯がグラグラして抜けてしまったら、入れ歯を作り直さなければなりません。
インプラントの場合は他の歯がグラグラしていても、インプラントそのものはしっかりとしているので、特に影響がありません。
つまりインプラントと言うのは歯周病でグラグラしている状況にとっては、とても効果的なのです。
歯周病の方のインプラント治療は難しい
インプラントを入れる際に、骨がしっかりしていないとインプラントがしっかりとくっついてくれないことがあります。
つまり歯周病の骨の状態と言うのは、インプラントを入れる場合にとって非常に難しい状態なのです。
場合によっては、歯周病菌がインプラントにも住みついてしまい、インプラントをグラグラさせてしまうこともあります。
そのようなことから、歯周病の方のインプラント治療と言うのは非常に難しいのです。
そこで骨を作る骨造成等を行いながら、骨の状態を良くしてインプラントを植える方法があります。
またハイドロキシアパタイトを使ったインプラントは、骨を誘導してくれるので、歯周病で骨が溶けていても、しっかりと早く固定することができ、かつ人工骨のよう不安定な異物を体に入れる必要がありません。
つまり、歯周病の方はハイドロキシアパタイトを使ったインプラントがとても効果があります。
歯周病の方はインプラントがオススメなポイント3つ
入れ歯やブリッジと違って再治療になりにくい。
歯周病の方は、入れ歯やブリッジを入れると、自分の歯の状況に応じては再治療を行わないといけません。
またはがグラグラしている場合は、悪い歯を一度に抜いてから入れ歯を作ります。
インプラントの場合は自分の歯の状態にかかわらず、歯を入れることができるので、他の歯がグラグラしていても、そこを無理矢理抜歯せず、歯を入れることができます。
また隣の歯がぐらぐらして抜けてしまっても、インプラントには影響がありません。
つまりインプラントと言うのは、自分の他の歯の影響を受けにくい治療です。
ぐらぐらしないのでしっかり食べる。
歯周病で歯がグラグラしている方は、硬いものを思いっきり噛むことができません。
例えば、ブリッジや入れ歯を入れたとしても、支えている歯が動いていれば同じように噛むことができません。
インプラントであればしっかりと骨にくっついているので、硬いものでも自由に噛むことができます。そのため、他の歯がグラグラしていても、インプラントがしっかりしているので満足した食事ができるのです。
他の歯の負担を減らす。
歯周病の原因は細菌と力です。
細菌に対しては、メンテナンスやホームケアを行って、しっかりとコントロールする必要がありますが、力に関してはなかなかコントロールが難しいのです。
特に奥の歯がグラグラしてしまうと、多くの歯に同じような強さがかかります。
インプラントを入れるとインプラントの部分の歯は動かないので、インプラントに力がかかります。
それにより他のぐらぐらする歯に負担がかかりにくくなるので、結果的に自分の残っている歯の負担を減らすことができます。
歯周病に対するインプラント治療について
インプラントは保険外治療になるため、治療の本数が少ない間に行っていた方が、負担を少なくすることが出来ます。
もし歯周病でお困りの方は、無料相談にお越し下さい。